先週末、2018ミス日本大会、いよいよ最終トレーニング日。
AKIKOは長年、立ち振る舞いとプレゼンスを担当させて頂いている。
トレーニングで、候補者たちはそれぞれ、一分間の自己PRとミス日本の冠に相応しい立ち振る舞いを披露する。自分の人生を振り返りながら、半年に及ぶトレーニングでの学びと、ミス日本として今度どう活躍していきたいかを発表しないといけない。非常に厳しいトレーニング。中途半端な語りをすれば、AKIKOから容赦ない一喝が飛んでくる。毎度、厳しくて悔しくて泣く子も続出する。
ミス日本のコンテストは、表層的な美しさを競うだけではない、日本人女性としての知性と振る舞いが試される。みんな自分の夢やVISIONを語るのだが、若い彼女たちにとって、説得力のある語りは大変難しい作業。うまく自分を表現できず、会場は苛立ちともどかしさの空気でいっぱいになる。
彼女たちに求められることは一言で言うと「プレゼンス」。話す言葉、立ち振る舞い、外見的魅力、の三拍子が一致して、初めて美しいプレゼンスが生まれる。どんなに計算しても達成できない。上辺だけの話は簡単に見破られる。
ここで大事なことは何か。それが Who Am I?
本当の自分を語ること。そのために自分の内面を掘り下げる。壮大な夢やグランドVISIONよりも、本当の自分を語り表現すること。自分の弱みや不安やコンプレックスを見つめること。自分を受容し、さらなる成長に繋げることがが、本質的な美しさへの出発点なのだ。
AKIKO の視点は厳しい。決して二十歳前後の女性たちに合わせて妥協することは無い。全角度から、服装、仕草、表情、目つき、歩き方、言葉と声、話の内容、すべてチェックし、厳しく問い詰める。それでも候補生たちは、泣きながらも、AKIKOにアドバイスを求めることを止まない。AKIKOは常に本音で語り、その言葉には愛情がある。
美しいプレゼンスの大切さ。決してミス・コンテストの世界だけの話ではない。人生のあらゆるライフステージにおける課題である。色んな悩みや迷いや困難を、美しく力強く乗り越えるために、老若男女問わず、常に試されるのがプレゼンスなのだ。
週明けはいよいよ、2018年ミス日本グランプリ大会。全てを出し切った彼女たちの、美しい笑顔が見たい。